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形成外科ってどんな科?

「形成外科って何をする科ですか?」
こんな質問をよくされます。患者さんはもとより、医学生、研修医、はたまた他科の医師から聞かれることもあります。
日本形成外科学会のホームページには、形成外科とは、「身体に生じた組織の異常や変形、欠損、あるいは整容的な不満足に対して、あらゆる手法や特殊な技術を駆使し、機能のみならず形態的にもより正常に、より美しくすることによってQOLの向上に貢献する、外科系の専門領域」と記載されています。しかし、ピンとこない方がほとんどではないでしょうか? そうですね、心臓外科は主に心臓、脳神経外科は主に脳、消化器外科は主に消化器を扱う外科としてイメージしやすいと思います。では形成外科は...?
形成外科は頭から足まで、あらゆる部位を取り扱います。あえて形成外科特有の臓器を挙げると、「顔」です。そこに生じた「組織の異常や変形」とは、外傷や先天異常、腫瘍切除後などによって生じるものです。その異常、例えば外傷でいえば単純な切創から複雑な挫滅創、欠損を生じる欠損創に対して「より正常に、より美しく」治すスペシャリストなのです。

東北大学形成外科の特徴

形成外科専門医を取得するためには初期研修後4年間の形成外科研修が必要です。つまり受験資格は後期研修5年目に得られます。その間に学会が指定した11分野の手術経験300症例と代表症例10症例の提示が必要になります。
東北地方では未だに形成外科の数は少なく、その恩恵を受けられない患者様も多くおられます。東北大学形成外科としては、単に専門医資格を得られるだけの研修ではなく、東北地方の形成外科を背負っていける真の実力ある形成外科医を育成することを目標にし、豊富な執刀経験を経験豊富な指導医のもとで積める体制を整えています。
東北大学形成外科の特徴は、偏りのない豊富な疾患を経験でき、豊富な執刀経験を積めることです。首都圏では十分な症例経験をつめないと聞きます。当医局は実力のある専門医が揃っております。もちろん、後期研修のみでなく、東北大学で形成外科を含めた初期研修から参加することも可能です。

東北大学形成外科臨床研修プログラム

1~2年目

形成外科医は、身近なところでいえば「傷の専門家」です。まずは縫合をはじめとする傷の管理を身につけていただきます。また良性腫瘍切除などの小手術を多くこなし形成外科的基本手技を身につけるとともに、植皮などの基本手技を確実に習得していただきます。 この時期は、東北大学形成外科医員1年間、関連病院勤務1年間が基本になります。

3~4年目

東北大学形成外科臨床研修プログラム(3~4年目)この時期までに習得した形成外科的基本手技を活かし、さらにステップアップを目指します。具体的にはマイクロサージャリー基本技術の習得、顔面外傷・骨折の治療、全身・局所熱傷の治療および管理、手の外傷、局所皮弁および有茎皮弁手技の習得などを目標にします。
この期間は、関連病院勤務2年間が基本になります。

5~6年目

東北大学形成外科臨床研修プログラム(5~6年目)この期間は形成外科専門医の取得を目標にします。ここで習得を目指す手技として、前述の手技の更なる向上に加えて、唇顎口蓋裂や手足の先天異常の治療、マイクロサージャリーを用いた微小血管吻合および再建手技、眼瞼下垂などの美容外科学などです。専門医取得に必要な代表症例を揃えて形成外科専門医を取得していただきます。
この期間は東北大学形成外科1年間、関連病院勤務1年間が基本となります。

大学院入学・学位取得

東北大学形成外科臨床研修プログラム(大学院入学・学位取得)東北大学形成外科では、大学院入学は必須ではありませんが博士号取得を希望される方は大学院入学していただきます。大学スタッフとして医局に残るには基本的に博士号が必要です。大学院入学の時期は専門医取得前後が多いですが、早くても遅くてもかまいません。また、家庭の事情などで仙台から離れられない人の選択枝としてもよいと思います。

専門医取得後

さて、専門医を取得した後は一人前の形成外科医として、個々の希望にそって活躍していただきます。関連病院のスタッフあるいは科長として一般形成外科、いわば形成外科のgeneralistとして活躍する道、大学スタッフとして、選んだ専門分野のスペシャリストとしてキャリアを磨く道、独立してクリニックを開業する道など様々です。

女性医師のキャリアパス

東北大学形成外科臨床研修プログラム(女性医師のキャリアパス)現在、東北大学形成外科医局には関連施設を含めて女性医師は9名おり、専門医取得前の若手医師では約半数が女性医師です。当医局では女性医師の仕事と育児の両立を全面的にサポートしております。産休や育休時のバックアップ体制、希望により時短勤務や定時帰宅、当直免除などの対応をし、安心して仕事ができるように支援しております。出産や育児により、最短コースでは専門医を取れないこともありますが、当医局は専門医取得を希望する女性医師全員が専門医資格を取得できるようバックアップします。

新専門医制度への対応

2017年度より新専門医制度が開始予定となります。形成外科分野では現在のところ、個々に新制度・旧制度のいずれの制度で研修を行うか選択できることになっております。
東北大学形成外科は既に基幹施設として、東北大学形成外科および連携12施設からなる「東北大学グループ」として、新制度においても受入れに万全の体制を整えております。同グループでの2015年度手術実績件数は6389件と、豊富な症例の中での充実した研修を準備しております。将来、新制度へ1本化された場合も問題ないよう万全の体制を備えております。

キャリアパス全体像

キャリアパス全体像

認定施設/教育関連施設一覧

研究施設名 所在 採用身分 学会認定
東北大学病院
形成外科
宮城県 医員 認定施設
宮城県立がんセンター 宮城県 レジデント
独立行政法人国立病院機構
仙台医療センター
宮城県 医員 認定施設
宮城県立こども病院 宮城県 医員 教育関連施設
東北公済病院 宮城県 医員 認定施設
大崎市民病院 宮城県 医員 教育関連施設
石巻赤十字病院 宮城県 医員 認定施設
みやぎ県南中核病院 宮城県 医員 教育関連施設
平鹿総合病院 秋田県 医員 認定施設
山形県立新庄病院 山形県 医員 認定施設
竹田綜合病院 福島県 医員 認定施設

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